【閉店のお知らせ】

拝啓 いつもクラブソニックいわきを応援してくださり、誠にありがとうございます。
このたび、クラブソニックいわきは来年2026年12月をもちまして閉店することとなりました。

ライブハウスの無かったいわきの街で歩みをはじめてから26年。
多くの音楽、たくさんの笑顔、そして数えきれない出会いが、この場所にはありました。

2011年の東日本大震災、続くコロナ禍、そして近年の水害
そのたびにお客様や出演者の皆さま、地域の方々に支えていただき、
私たちはステージの灯を絶やすことなく、ここまで続けてくることができました。 心から感謝申し上げます。

しかしながら、築50年を超える建物の老朽化が進み、安全面などを考慮した結果、閉店という苦渋の決断に至りました。
自己所有である店舗跡地の有効活用に関してですが、地域のニーズなどを踏まえ現在検討中です。

閉店後すぐに移転などの予定はございませんが、私たちはこれからも、
あらためて皆さまと音楽が交差する場所をつくりたいという想いを大切に抱き続けております。
機会やご縁が整いましたら、再開に向けて具体的な一歩を踏み出すことも視野に入れつつ、
まずは目の前の事業に全力を注いでまいります。

とりわけ、これまでライブ運営と並行して培ってきた外部イベントでの音響業務や制作業務は、
当社を支える最も重要な事業の一つであり、今後はこの分野を明確な主軸として、より一層強化していく方針です。
また、これまで以上に外部イベントの事業エリアを広げ、多様な現場に対応できる体制を構築し、
音響・制作事業を幅広く展開していく計画です。
イベントや音響に関するご相談・ご依頼がございましたら、エリアを問わずお気軽にお声がけください。

音楽を“提供する側”として、現場を支え、地域の文化とアーティストの活動を広く支えていくことこそ、
これからの私たちの使命であると考えております。
こうした取り組みは、引き続き営業を続けていくクラブソニック水戸やミュージック・バー・バロウズなど、
弊社が運営する各店舗にも良い循環をもたらし、これまで以上に地域に根ざし、
音楽文化を支えていけるよう努めてまいります。
弊社の他店舗は変わらず営業を続けてまいりますので、引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

形は変わっても、音楽と人が出会う場所をつくり続けていきたい
その想いは、これからも変わりません。 最後の日まで、いつものように音を鳴らし、灯りをともしてお待ちしています。

この場所で過ごした時間が、皆さまの心のどこかでいつまでも温かく響きますように。
26年間のご愛顧、本当にありがとうございました。そしてこれからも、どうぞよろしくお願いいたします。


敬具

令和712
有限会社ソニックプロジェクト
代表取締役 関野 豊
クラブソニックいわき スタッフ一同